黒水牛の実印

実印など、大切な印鑑の素材として、はんこ屋さんがおすすめするのはおそらく象牙でしょう。
象牙は、硬く、欠けにくいので、印鑑には最適。
ただし、日本では少ししか量がないため、お値段は高めのものが多いようです。

そんな象牙に変わって有名な素材は水牛の角。
特に黒水牛のはんこは、見た目の重厚感もあり、男性に人気です。
もちろん実印にもよく使われています。

黒水牛は、もともとは真っ黒い角をしているわけではなく、どちらかといえば灰色系。
実際に実印などで使われているものは、更に着色し漆黒に染め上げています。

日本では水牛はほとんど見かけないため、はんこに使用されている黒水牛は、主にベトナムなど東南アジアからの輸入品です。
象牙のように、厳しい制限もなく、比較的安い値段で大量に入手できるため、印鑑としての販売価格も安めに設定されています。

象牙の実印は高すぎるという人には、黒水牛が勧められることも実際によくあります。
店によっては、象牙の半分の値段で作成することも可能なので、本格的に大きめの実印を、できるだけ安く作りたいという人にはまさに、うってつけの素材。
また値段の割には、丈夫で、粘りがあるので印を押しやすいと、評判もいいようです。

黒水牛の実印のデメリット

象牙よりも安価で作成できる黒水牛の実印。
デメリットといえば、やはり天然素材のため乾燥に弱いことが挙げられます。
直射日光や暖房の近くは避け、常にケースに入れて保管しておきましょう。

また、象牙よりも強度は劣るため、欠けやすいとも言われていますが、木材に比べれば、断然丈夫。
よほど乱雑に使わなければ、そうそう割れないとのこと。

また、キャップつきの実印の場合、長期間使用していないと、ふたが外れにくくなることもあるようです。
その際は、しばらく冷蔵庫に入れておくと取れやすくなるとか。
使えば使うほど、黒水牛は輝きが増して、より美しさが出てくるそうです。


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