実印などに使われる、印鑑の高級素材として一番有名なのは、何といっても象牙。
高いものでは10万円を超えるものもよくあります。
次にあげられるのは、水牛の角。
こちらは象牙に比べると安く買えるので、一般的な実印としても、とてもよく使われています。
水牛のはんこは、いくつか種類があり、オランダ水牛と呼ばれるものや、黒水牛などがあります。
色は黒水牛であれば漆黒。
オランダ水牛は、クリーム色のような白系や、それに少し模様のように茶色い筋が入るものが主流です。
また、最近では水牛に色をつけて、カラーバリエーションを豊富にしているはんこも。
若い人を中心に、カラフルな実印を持つ人も少しずつ増えてきているそうです。
男性は黒い実印を持つ人も多く、女性は、優しい色合いがおすすめ。
値段もお手ごろ感があり、初めての本格的な印鑑として水牛を選ぶ人も多いようです。
また、水牛は、角の場所によって強度や色合いも変わってきます。
一般的には、角の先端に行くほど、密度が濃く、硬め。
中心に行くほど、芯が入って強度が増すので、「芯持ち」として少し別格に扱ってることもあります。
水牛に限らず、象牙や木材など、天然素材の実印は乾燥に弱いもの。
また、水牛の場合は虫に食われることもあるので、保管には特に注意が必要です。
これは水牛の角の成分であるたんぱく質を好む害虫がいるからで、たんすの中などに、そのまま入れておくと、被害にあいやすいとか。
一度虫食いにあった印鑑は、もう直せないので、実印などは専用の印鑑ケースに入れて保管しておくようにしましょう。
また朱肉をべっとり付けたままほおっておくと、白い印鑑の場合、色がしみ込んでしまいます。
目詰まりにもなるので、使い終わったら、しっかりふき取ってからケースに入れましょう。