印鑑には様々な材質のものが使われていますが、その中でも、一番高級といわれているものが象牙。
文字通りゾウの牙を加工してはんこを作ります。
象牙は白からクリーム色をしていて、なめらかな肌触り。
硬さも程よく、朱肉の吸収がいいのが特徴です。
また変質しにくいので、実印など大事な印鑑にはまさにうってつけの素材です。
象牙は日本では取れないので、以前は海外から大量に輸入し、日本は世界一の消費国でした。
ところが、ワシントン条約の関係で、原則輸入が禁止され、今ではなかなか手に入らない素材に。
あこがれの象牙の実印が、高根の花なのも、それが理由の一つになっています。
そこで最近では、人工的に加工してできた「象牙もどき」なる素材も登場し、値段も天然ものより安く作れると人気になっています。
若い人では、こちらの象牙を実印に使う人も増えているようです。
実印の素材として最も多く利用されている象牙。
はんこ屋さんに聞いても、実印や銀行印であれば象牙を真っ先に勧められることでしょう。
象牙中でも、できるだけ先端に近く中心に近いものほど、きめが細かく、壊れにくいのでより上級品。
値段ももちろん高めに設定されています。
他の印鑑の素材に比べると、象牙は丈夫だといわれていますが、やはり天然のもののため、乾燥にはあまり強くなく、直射日光のあたるところでは保管しないのが原則。
せっかく買った実印も、時にはヒビが入る恐れがあります。
また輸入などが厳しく制限されているので、本物の象牙には国からの認定証が添付されています。
人工品を天然と偽って販売している悪徳業者も中には見られるので、購入の際には認定証があるのか確認。
かなり値段が安いような場合も、少し疑ったほうがいいかもしれません。