チタンの実印

印鑑の素材はさまざまあり、値段も100円程度のものから、10万円を超えるものまで幅広いものです。
特に、普段よく使う認印などは、プラスチック製の安いものを使ってる人も多く、すぐ欠けてしまうことも。
割れたらまた安いものを買う、というケースがほとんどのようです。

一方、大切な実印用の素材として最も有名なのが象牙。
象牙は、品質もさることながら、ワシントン条約の関係でなかなか手に入らない事情もあり、印鑑の中でも最も高級と言われています。

象牙の特徴は、その硬さで、他の材質に比べると、欠けることも少ないもの。
ただし、乾燥には弱いので、ひびが入ることがあります。
値段も高めで販売されているので、象牙ではなく、水牛などを実印に使うこともよくあります。

最近では、天然素材に代わってチタンの実印も人気です。
チタンは、飛行機のエンジンなどにも使われる特殊な金属で、何といっても耐久性に優れているのがその最大のメリット。
宇宙ロケットに使われるぐらい丈夫なため、よほどのことがない限り、欠けたり、割れる心配がありません。
もちろんチタンは他の金属と違ってさびないので、1つ作れば、まさに半永久的に実印として使うことができます。

また、チタンの実印は、押したときの朱肉離れがいいのも人気の理由の一つ。
天然素材ではどうしても滲みやすいのですが、チタンであれば、粒子がとても細かいので、常にはっきりした文字を押すことができます。

チタンは値段も象牙より安く、2万円程度で販売されています。
品質が変わらないため、店によっては純度99%以上のチタンを使用し、10年保証なんてところもあるようです。
シルバーで少し重みのあるチタンの実印は、まさに21世紀のはんこといえるかもしれませんね。


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